オープンスペースを志向した グループワーク型授業におけるモデル Computerized Learning の考察と設計 「Enable-Learning概念による教育情報化とその授業モデルの構築」 |
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早稲田大学教育総合研究所 特別研究員 高林 茂 早稲田大学教育総合研究所 特別研究員 根岸 秀孝 早稲田教育評論第15巻原稿 2001年4月刊 掲載 |
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ページトップへ | −原稿要旨− 本研究は、急激なテクノロジーの進展の中で、学校教育においてコンピュータとそのネットワークを道具として使い、その特性をどのように利用していけばよいかという命題に対する提案を主要な目的としている。 1章では近年の教育情報化に対する政府政策と文部省の方針を分析し、その重点が「コンピュータ機器の配置・整備」と「教師側の使い方・教え方のトレーニング」の2点となっていることを明確にした。その上で現状の情報教育の問題点として、学校教育においてコンピュータを導入する意義が不明確になっていることと、授業において何のために・何を・どのようにやるのかという視点の欠如を指摘した。またさらに教育を情報化する目標として、コミュニケーション能力の向上を設定する場合、授業形態上の問題としてコミュニケーションの特性と、これまでの授業のあり方の適合性を考慮しておく必要があることについて言及した。 2章では、学校教育における情報化が抱える問題に対して、今後の社会動向と認知科学の観点から分析を加えた。そしてそのソリューションとして「オープンスペース」と「グループワーク」による教育活動を検討し、両者を結びつける概念として情報社会に必要とされる資質や技能を身につけるための教育のしくみや内容・方法を、ハードソフト問わずに総称するEnable-Learningを提唱した。 3章ではEnable-Learning を基本理念として、オープンスペース形式のグループワークにコンピュータを導入した授業を考察し、その具体例について述べた。 4章では、教育の情報化とは授業の情報化に他ならないという視点から、現在の学校教育で行われている授業を情報化する具体的なデザインとプランを段階的に説明した。 ―キーワード― 「教育の情報化」 「オープンスペース」 「グループワーク」「Enable-Learning」 「授業情報化」「Computerized Learning」 早稲田教育評論掲載の全文PDFはこちら。 |
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